CPAPとは
CPAPとは
CPAP(シーパップ:Continuous Positive Airway Pressure)療法とは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する標準的かつ最も有効な治療法です。
睡眠中にのどの筋肉が緩んで気道(空気の通り道)が塞がると、激しいいびきや無呼吸が発生し、体内の酸素濃度が著しく低下します。CPAPは、専用の装置からチューブとマスクを介して適度な圧力をかけた空気を送り込み、「空気の柱(エアスプリント)」を作ることで物理的に気道を開放します。
無呼吸や激しいいびきが劇的に消失し、体内の酸素不足が解消されるため、「朝すっきり起きられる」「日中の強い眠気や疲労感が解消する」など、生活の質(QOL)の大幅な改善が期待できます。
当院では、患者様のお好みや使用環境、症状に合わせて最適な機器をご選択いただけるよう、フィリップス社製、帝人(レスメド)社製、ムラタ社製の各種CPAP機器を取り扱っております。
いずれのメーカーの機器も、患者様が毎晩快適に治療を継続できるよう最新の機能を備えています。
CPAP治療を長く快適に続ける最大のポイントは「お顔に合ったマスク選び」です。当院では患者様のお顔の骨格、鼻呼吸・口呼吸の癖、普段の睡眠姿勢に合わせて選定いたします。
鼻全体を覆う最も標準的なタイプ。フィット感と安定性に優れ、空気漏れが起きにくい。
鼻の穴に小さなクッションを当てる極小タイプ。顔への接触面積が少なく視界を遮らない。
鼻と口の両方を包み込むタイプ。口からの空気漏れを防ぎ、確実に空気を送り込む。
※治療スタート後に「空気が漏れる」「鼻の頭が痛い」などの不快感がある場合は、定期診察の際にご遠慮なくご相談ください。いつでも他のタイプへ変更が可能です。
ベッドサイドなどの平らな場所に機器を置き、コンセントを差し込みます。マスクをご自身のお顔に装着します(ストラップは締め付けすぎず、空気が漏れない程度に調整します)。
マスクを着けて普通に息を始めるだけで、自動的に送気が開始されます(オートスタート機能)。
ボタンを押すかマスクを外すと自動的に送気が停止します。
CPAP治療は、条件を満たすことで健康保険が適用されます。
精密PSG検査でAHI(無呼吸低呼吸指数)が15以上、または簡易PSG検査でAHI(またはREI)が30以上であり、日中の過眠などの症状が認められる場合。
3割負担の方で月額 約4,500円〜5,000円前後
※この費用には、毎月の「再診料」「CPAP機器およびマスク一式のレンタル料」「遠隔モニタリング・データ解析費」がすべて含まれています。
保険適用のルールにより、月に1回の定期受診(外来通院)が必要となります。
「引っ越しや転勤で、浦和・北浦和エリアで通えるクリニックを探している」
「これまで通っていた病院が遠く、毎月の通院が負担になっている」
「現在の機器やマスクが合わず、治療が辛くなってしまった」
当院では、他院からの転院やCPAP治療の引き継ぎをスムーズに行っております。
前医での検査データや紹介状(診療情報提供書)をお持ちいただければ、これまでの治療経過をスムーズに引き継ぎ、機器の調整やマスクの再選定を含めてサポートいたします。紹介状がない場合でもご対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
かどひら内科・循環器内科 院長
門平忠之(かどひらただゆき)
資格
- 医学博士
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
- 日本心血管インターベンション治療学会 認定医
- 日本睡眠総合検診協会 CPAP療法士
- 身体障害者指定医(心臓機能障害)
- 難病指定医